一時期と比べると落ち着いてきている不動産の価格ですが、それでもなお一般の人にとって不動産を購入することはかなりの勇気を必要とします。大きな出費を伴う買い物としては車などの購入がありますが、不動産の場合にはその金額の桁が違うからです。自分の蓄えだけで不動産を購入できる人というのは限られているのではないでしょうか。
それほど蓄えのない人でも不動産が購入できるように、銀行などの金融機関では不動産担保ローンを用意してます。不動産担保ローンを利用すれば、自己資金の少ない人でも不動産を購入できるというメリットがあります。購入する不動産に対して抵当権を設定するため、他のローンと比べて低金利かつ緩めの審査で不動産の購入資金を借入できるからです。
しかし、メリットばかりではありません。もちろんデメリットもあります。それは諸費用が発生することです。低金利で融資を受けられるのがこのローンのメリットなのですが、諸費用だけでも数十万円もの出費が強いられてしまうのです。
また、ローンの返済が困難になった場合、抵当権が設定された不動産は競売に掛けられることになります。つまり、ローンの返済が出来なくなったときには、せっかく手に入れた不動産を手放さなければならないのです。